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初めて室内小型犬を飼った私が教える犬種選びの手順を大公開

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初めて室内小型犬を飼いたいと思ったとき、まず一番最初に考えるのはどの犬種にするか?だと思います。

ここでは、実際に初めて室内小型犬を飼い始めた私の体験談を交え、室内小型犬の選び方を記しています。

ぜひ参考になさってください。

目次

まず飼いたい小型犬種を選ぶ

まず、色々な情報に縛られず、あなたが飼ってみたい室内小型犬を挙げてみて下さい。

飼いやすい犬種や初心者向けの犬種が存在するのですが、いくら飼いやすくても自分があまり好きではない犬種を飼ってしまってはあなたにとってもワンちゃんにとっても不幸なことです。

なので、まずはネット検索や本、雑誌を見て自分の好みの犬種を選びましょう。

私も犬種図鑑や「日本と世界の犬のカタログ2020」のコンパニオン・ドッグ&トイ・ドッグ(=愛玩犬グループ)に載っている約30犬種の小型犬の中からピックアップしました。

例えばこんな感じで

  • トイプードル
  • チワワ
  • フレンチブルドッグ
  • 、、、
  • 、、、

自分の好みの犬種をピックアップしたら、次は図鑑等に書かれている各犬種の「性格」をよ~く読んで下さい。

ネットの情報でしたら「トイプードル ブログ」などように検索するとトイプードルを飼っている飼い主さんのブログがたくさん出てきます。

やはり実際に飼っている方の意見や口コミが一番参考になりますね。

そうすると、なんとなくですが犬種別の性格的特徴に気付くと思います。

実は各犬種にはその犬種に元々備わった性格的特徴があるんですね。

例えば、人懐こい、警戒心が強い、甘えん坊、よく吠えるなどです。

次に、自分の飼いたい室内小型犬の性格的特徴がわかったら、さらにその犬種が「初心者向け」「飼いやすい犬種」であるかどうかを確かめます。

初心者向けの飼いやすい小型犬種から絞り込む

ネットや雑誌を見ると「初心者向け」とか「飼いやすい犬種」という言葉を多く見かけます。

しかし、何を基準にして初心者向けなのか?飼いやすい犬種なのか?が実際に犬を飼っていない側からするといまいちピンと来ないと思います。

なので初心者向け&飼いやすいとはどういうことなのか?についてはこちら

>>犬を初めて飼う!初心者の99%が飼いやすい小型犬

必ず、あなたが飼いたい犬種が初心者向けの飼いやすい犬種かどうかを調べ下さいネ。

私の場合、飼いたい犬種を調べたら“初心者向けではない”と書かれていました(;´д`)トホホ

本当に室内で飼えるの犬種なのか?

飼いたい犬種が初心者向けの飼いやすい犬種であるかどうかわかったら、次はその犬種が本当に室内で飼えるかどうかです。

私の場合、飼う前の段階で毎日散歩は行ける状態でしたが、万が一行けなくなったとしても大丈夫かを考慮して犬種探しをしていました。

ここで一般的な室内小型犬に向く犬種の特徴を挙げます。

  • 運動量が少なくてもいい犬種
  • あまり吠えない犬種
  • 毛が抜けにくい犬種

運動量が少なくてもいい犬種

そもそも室内小型犬自体、運動量が少なくても良いとされています。

毎日、公園やドッグランなどで十分な運動をしてあげられる、あるいは朝晩散歩に連れて行けるのであれば気にする必要はないのですが、週末だけしかお散歩に連れて行けなかったり完全室内飼いにしたいと考えているのであれば、そもそも運動量が少なくてもいい犬種を選ぶと良いです。

私の友人はジャックラッセルテリアを飼っているのですが体は小さいのにとてもエネルギッシュで毎日の散歩が欠かせません。

お散歩に行きたい犬種なのに飼い主さんの事情で毎日、行けない状態を作る可能性がある方は犬種選びの段階から注意した方が良いですね。

あまり吠えない犬種

私は以前、よく吠える中型犬のシェトランドシープドッグを飼っていました。

とても家族には優しく元気で可愛いワンちゃんだったのですが、他人に全く馴れず、ワンワン吠えてしまい嚙んでケガをさせてしまったことが何回かありました。

シェトランドシープドッグはもともと羊を誘導する役割を持った牧羊作業犬です。輪を乱す羊がどこかへ行ってしまわないように吠えてまとめて移動させるんですね。

そのためバイクなど本能的に動くものに敏感に反応します。

ご近所にもだいぶ鳴き声でご迷惑をかけてしまったので今回はあまり吠えない犬種選びをしました。

これはあなたの住んでいる家の広さや飼育環境によっても変わってきます。

例えば、お庭付きの一軒家で上下左右の隣家との距離も十分あるのであれば良いのですが、もし、あなたもマンションなどお隣さんと距離が近く、騒音苦情が気になる場合は、あまり吠えない犬種を選択肢に入れてみるといいです。

毛が抜けにくい犬種

結論から先にいうと、毛が抜けにくいのはシングルコートの犬種です。

主に犬にはシングルコートとダブルコートの2種類の毛質があります。

  • シングルコート・・・毛が生え変わる換毛期がない
  • ダブルコート・・・上毛と下毛があり春秋に下毛が抜ける

シングルコートは毛が生え変わらないので毛があまり抜けないわけです。

(実際はシングルコートでもそれなりに抜けます。)

私は現在ボロニーズという室内小型犬を飼っています。シングルコート犬種なので毛は抜けないということも選んだ要素だったのですが、コロコロは欠かせないですね。

ただ、パグなどの短毛種のように毛が抜け替わる換毛期に“ごっそり抜ける”ことはないです。

犬を飼いたい理由は何?条件に合う数の多い犬種がベスト

条件に合う数が多いというと難しく聞こえますが、要するに、犬を飼うにあたって何を重視したいのか?です。

例えば

  • 誰にでも人懐こい犬が飼いたい!
  • 無駄吠えしない大人しい犬種希望!
  • とにかく小さい超小型犬が欲しい!
  • 鼻ペチャな小型犬が好き!
  • 神経質でも飼い主だけに懐く犬で良い!
  • よく吠える番犬になる小型犬を飼いたい!
  • 一緒に運動できるアジリティドッグが飼いたい
  • 、、、

などなど、人によって違いますが、犬を飼うにあたり自分なりの犬に求める「条件」があるともいます。

そして、1つだけじゃなく、2つ、3つ外せない条件があるでしょう。

「人懐こくて超小型」とか「鼻ペチャで無駄吠えしない長毛種」等々です。

各犬種によって性格的特徴がありますが、自分の条件に複数該当する犬種があなたに合った犬です。

わかりやすく説明すると、あなたの飼いたい理想の犬が

  • 鼻ペチャ
  • 無駄吠えしない
  • 長毛種

であれば、おそらくシーズーや狆などと相性がいいはずです。

しかし、例えば

  • 散歩時間は短い方がいい!
  • 抜け毛の少ない犬種がいい!
  • あまり吠えない方がいい!

という希望にもかかわらず、見た目が好きという理由一点で、ジャックラッセルテリアなど運動量を多く必要とする犬種を選んでしまうと、実際飼い始めたときに困る可能性が高いです。

飼いたい犬と実際に飼える犬は違ってくるので慎重に選んでくださいね。

理想と現実の距離をどれだけ縮めるか、優先順位を考えて妥協することがとても大事です。

最後に私の飼いやすい室内小型犬選びの経験談をお話します

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今現在私はボロニーズを飼っています。

理由は初心者が飼いやすい5基準のすべてを満たした犬種+白系の犬が自分の好みだからです。

詳細は>>犬を初めて飼う!初心者の99%が飼いやすい小型犬

ですが実は当初、ベドリントンテリア(下写真)を飼いたいと思っていました。

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ベドリントンテリアは子供の頃に近所のお金待ちのおうちが飼っていて、見た目が子羊のようでちょっと物悲しそうな表情が可愛く、何とも言えなかったからです。

で、実際に犬を飼う段階になりネットや図鑑などの書籍、実際に飼われている方のお話を伺ったところ、共通していたのは「喧嘩をしたときに離さないくらいの勇敢な性格」ということでした。

私自身、過去に牧羊犬であるシェトランドシープドッグやサイトハウンドグループのボルゾイなどを飼った経験があるので、テリアの性格がどのようなものかはわかっていましたが、やはり自分の中で初対面の人に対しても人懐こく、友好的な犬種を飼いたいと考えていたため、ベドリントンテリアは消去法で諦めました。

他にも独特なトリミングが必要な犬種なので、その分トリミング代も高くなる理由も諦めた原因の1つです。

次に色々と探していく中で、アフロヘアーのようなカットが特徴的なビションフリーゼ(下写真)に興味を持ち始めました。

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ビションフリーゼは貴族の抱き犬としての歴史もありましたし、サーカス犬としても活躍していたので頭も良いことから調査しました。

色々実際に見たり聞いたりした結果、意外とエネルギッシュでせわしなく動いているのが少し気になったのと、ダブルコートのため抜け毛が多く、またベドリントンテリアと同じくビションフリーゼらしいスタイルを保つにはトリミングに行く頻度も高いことが分かりました。

そこで、次にビションフリーゼの仲間の犬種を調べていったところ初めて「ボロニーズ」という犬種がいること知り、ブリーダーさん等からお話を聞いたうえで、最終的にボロニーズを飼うことを決めました。

ボロニーズはバルビションという小型犬を祖にする犬種でマルチーズやビションフリーゼ、ハバニーズ、コトンドテュレアールと同じ仲間です。

面白いことにビションフリーゼはダブルコートなのですが、ボロニーズはシングルコートのため抜け毛が少ないです。

トータルの評価として実際どうなのか?というとボロニーズを飼って正解でした。

知名度が低くまたブリーダーさんが少ないため、一般的にあまり知られていない犬種ですが、

ボロニーズは初めて犬を飼う初心者の方には自信を持ってお勧めできる犬種です。

まとめ

室内小型犬に関して調べていくと、色んな犬種が出てきますが自分の希望に全て合致する犬種は少ないと思います。

私の例でいうと、もともとは超小型犬が飼いたいと思っていましたが全犬種の中で該当するのは「チワワ」と「ティーカッププードル」だけでした。

チワワを断念した理由は図鑑やネットで調べても、ペットショップの店員さんに聞いても見た目に反して性格的特徴が「勇敢である」ということでした。

もちろん性格は先天的なものと社会化などしつけによって育まれるものによって決まるため、チワワちゃんの中にも大人しい子はいるのですが、元々のチワワの気質が「勇敢」と言われてしまうと考えてしまいました。

そしてティーカッププードルですが、ご存じのように正式な犬種のタイプとして認められていません。公式に認められているトイプードルの種類は「スタンダード」「ミディアム」「ミニチュア」「トイ」の4種類だけです。

流通上ではトイよりも小さい“タイニー”と“ティーカップ”が加わります。

で、トイプードルの性格は申し分ないのですが、ティーカッププードルは体が小さい分、弱い子が多いともいわれています。

もちろん、ティーカッププードルをブリーディングしているブリーダーさんの中には小柄で健康な両親から生ませる方針を取っている方もいらっしゃるので、一概にティーカッププードル=弱いわけではないのですが、、、。

やはり健康であることは最重要です!

そんなこんなで超小型犬は諦めて、小型犬の中で選ぶことになりました。

あなたも飼った後で後悔しないように、犬種選びは慎重にしてください。

では、最後に初めて室内小型犬を飼った私が教える犬種選びの手順をまとめておきます。

  1. まず飼いたいと思う室内小型犬種を選ぶ
  2. 初心者向けの飼いやすい室内小型犬種から絞り込む
  3. 本当に室内で飼えるの犬種なのか?
  4. 自分が求める条件に合う数の多い犬種
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