これからボロニーズを飼おうと考えている方に言うと、ボロニーズも吠えます。
確かにテリアなど吠えるのが仕事だった犬種と比べれば、圧倒的に吠える頻度は少ないですが、
全く吠えないということはないです。
そして、既にボロニーズを飼い始めたけど吠え声に困っている方には、うちの対処法を紹介します。
ドッグトレーナーにお願いするしかない
まず、本やYouTubeなどを見て自己流でしつけても、素人には手が付けられない状態にある場合、
もうドッグトレーナーさんにお願いするしかないと思います。
私もそうですが、吠え癖がついてしまったら素人が治すのは難しいですね。
で、うちの場合はボロニーズが2頭、その他2頭おり、吠えるのは主にボロニーズ2頭の方なので、
両方しつけるとなるとお金もかかります。
ですので、現状うちは頼んでません。
一度ドッグトレーナーさんに相談したことがあるのですが、その時にこう言われました。
どこまで飼い主が吠えを気にするか
そう、吠え声を気にしているのは私たち飼い主なんですね。
全く吠えないことを望むのか、ある程度は番犬として機能するので良しとするのか、
要は「飼い主の許容範囲の問題です」と言われました。
なるほど、その通りです。
言葉が通じない人間にとって犬のワンワンという吠えは“無駄吠え”と感じると思います。
しかし、ワンちゃんも無駄に吠えているわけではないんですよね。
確かにエサの時間とか、明らかに要求していることが分かる場合もありますが、物音に反応して吠えたり
よそのワンちゃんに吠えるなども威嚇なのか、興奮なのか、人間が判断が付かないだけで、
明確な本当の理由はあるんだと思います。
例えば以下です。
うちのボロニーズが吠える対象、パターン
- 小さい子供
- よその犬、特に柴犬(散歩中)
- よその犬が通ったとき(家の中から)
- 高齢の女性
- 近所の人(遊んでほしいことによる興奮)
- 工事現場(作業服を着ている男性)
- 配達員
- インターホン
- 電話の着信音
- 屋外で家族とよその人が会話しているとき
上記のような対象、ケースでうちのボロニーズは吠えます。
ただ、面白いことに2頭いるうち姉と妹はそれぞれ吠える対象、ケースが異なります。
例えば、高齢の女性に吠えるのは妹の方だけです。
理由はわかりません。
なぜ?我が家のボロニーズが吠えるようになった理由
では、なぜ我が家のボロニーズたちが吠えるようになったのかというと、おそらく以下2つです。
- 子犬時に他人と他犬に接する機会が少なかった
- 自我が芽生えた
子犬時に他人と他犬に接する機会が少なかった
本にも書かれていますが、生後4ヶ月くらいまでになるべく多くの人や犬に慣れさせることで
フレンドリーになると言われています。“犬の社会化”というやつですね。
私も十分理解していたのですが、そもそもうちのボロニーズはよその人やワンちゃんに出会っても
全く吠えず、むしろ人懐こく近寄っていく性格でした。
そのため、意識的に多くの犬や人に慣れさせることをしなかったんです。
今考えればこれが間違いだった思います。
自我が芽生えた
我が家のボロニーズ達が大人しい犬から吠える犬に変わっていったのは、生後1年を経過してからです。
今までインターホンが鳴っても一切無反応だったのが、だんだんと吠える頻度が増えました。
また、今までご近所の人に出会ったとき、吠えずに近寄って行っていたのが、見つけるや否やワンワンと吠えるようになりました。
だからといって警戒しているわけではなく、撫でてくれると尻尾を振って喜んでいました。
興奮による吠えです。
子犬のときに社会化が済んでいたと思っていたのが間違いでした。
ドッグトレーナーの方のお話では、子犬時に大人しくても段々と自我が芽生えることで吠えるようになるケースもあるのだとか。
完全に成犬になる2歳くらいまでは、しっかりしつけをし続けないといけないんですね。
我が家のボロニーズ吠え声対処法
結論からいうと、50%は現状を受け入れて、諦めています。
というのは、24時間永遠の吠えているわけでもありませんし、夜中に吠えるわけでもないため、
少々の吠え声は“プチ番犬”として許容しました。
しかし、じゃぁ全く何も対処してないのか?といえば違います。
運動によるストレス発散
おそらくですが、吠え声に困っているおうちの飼い主さん、あまりお散歩に行ってないのではないでしょうか?
というのは、うちも毎日朝晩2回行くわけではなく、やはりそれがお出かけ好きな子にとってストレスだったからです。
ある犬種図鑑によるとボロニーズのお散歩時間目安は10分程度と書かれています。
確かにボロニーズは本来貴族の“抱き犬”で野山を走り回っていたわけではありません。
しかし、同じボロニーズでもその子にとってお散歩がストレス解消になるのであれば、1日2回とは言いませんが1日1回、2日に1回などお外の空気を吸って気分転換できる時間を作ってあげた方が良いです。
YouTubeで自己流訓練
今は多くのドッグトレーナーさんがYouTubeチャンネルを解説してくれています。
「犬 吠える」や「犬 無駄吠え」等と検索すると見つかると思います。
いくつかありますが、無駄吠えをしないようにする方法は「吠えないようにする」なんて笑ってしまうものもあります。
いやいや、それが知りたいですよ!ってツッコミ入れたくなりますが、
私は自分が出来そうな方法を取り入れてみました。
それが次の項目の方法です。
吠える前にエサで釣って気をそらす
色々な動画を見ていると、要はいかに吠える前に早く対処できるか?がカギです。
最も出来そうなのはお散歩のとき、他人や他犬に遭遇したら、
道を変える
吠える前にエサで釣って気をそらす
でした。
おうちの中から吠えてしまう場合も同じです。
なるべく窓の外の人の動きが見えないように目隠しをしたり、吠えたら名前を呼んでおやつをあげて気をそらしました。
他にはこんな方法もしています。
言い聞かせる
「言い聞かせる」。。。それで犬が理解してくれれば悩んでない!と怒られそうですが、
ボロニーズは人間に寄り添って生活していた歴史があるため、人が話していることをよく理解しています。
そのため、“怒って黙らせる”よりも「撫でながらじっくり言い聞かせる」ことをします。
うちの場合、ボロニーズの姉の方がこの方法で吠えなくなるのですが、それでも言うことを聞かないことがあります。
そういうときは少し強めに「静かに!」など声をかけるとやっと黙ります。
受け入れる
色々やってダメなら、“犬は吠える生き物”として受け入れる方法もあります。
うちのボロニーズも一部のよそのワンちゃんに吠えてしまいますが、それは仕方ないこととして受け入れました。
特に柴犬ちゃんとの相性が悪いのですが、無理に遊ばせる必要もないので避ける方法を取っています。
ドッグトレーナーに頼む
最後に元も戻りますが、どーしても吠えるのを止めせさせたい!という飼い主さんの強い思いがあるのであれば、
プロに任せましょう。
やはり素人の犬のしつけには限界があります。
人間と同じように同じボロニーズでも性格がそれぞれ異なります。
繊細で怖がりな子もいれば、好奇心旺盛で物おじせず前にいくタイプの子もいます。
プロのトレーナーさんは個々のワンちゃんに合ったトレーニングをしてくれるので、その点は安心です。
それによって全く犬が吠えなくなることはないかもしれませんが、少なくとも素人が闇雲にしつけるよりは
犬もストレスにならず良いのではないでしょうか。