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ボロニーズ子犬のトイレトレーニングがうまくいかない5つの理由

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ネットのお悩みを相談を見ていると、子犬のトイレトレーニングに失敗している方がとても多いことに気付きます。

そこでこの記事では実際に子犬を生後2ヶ月半ちょっとで我が家に迎えた私が、なぜうまくいかないことが多いのか考察してみました。

まず、どのようなケースがあるのか挙げます。

目次

失敗事例

  • トイレをするしぐさを一切しない・前兆がわからない・急にする
  • ケージに入れると吠えてトイレどころではない
  • トイレシーツの上に置いても逃げる
  • トイレシーツやトレーを嚙み散らかすだけ
  • トイレトレーの上で寝てしまって排泄はしない
  • ケージから出した途端にする
  • 屋外ならする
  • わざと人がいないときにする
  • しつけ用スプレーの効果なし

なぜうまくいっていないのか?

  1. 正しい方法を忠実に実践できていない
  2. 飼い主のライフスタイルでは時間的に教えるのに無理がある
  3. 犬がトイレを覚えるしくみを理解していない
  4. 言葉が理解できると勘違いしている
  5. 個体差がある

正しい方法を忠実に実践できていない

本当に正しいトイレトレーニングの方法はYouTubeなどでもプロのドッグトレーナーさんが教えている通り、ネット上に溢れています。

しかし、なぜ実践しているのにうまく行かないことが起きるのか?というと

おそらく全くその通りに実践できていない可能性が高いです。

それは次のことが大きく関係していると思います。

飼い主のライフスタイルでは時間的に教えるのに無理がある

生後4、5ヶ月くらいまでの子犬がトイレを我慢できるのは「月齢+1時間」と言われています。

つまり、生後2ヶ月なら3時間おきに、生後3ヶ月なら4時間おきにトイレに連れて行ってあげなくてはいけないわけです。

ちなみに私はこれを1ヶ月ほど実践しました。さすがに夜中や早朝も関係ないので体力的にも辛くなりましたが、自宅で仕事をしているため可能だっだと思います。

しかし、一人暮らしや共働き世帯など日中家にいないライフスタイルを送っている飼い主さんの場合、平日も休日も関係なく毎日3時間おきにトイレに付き添うことは不可能だと思います。

多くの方がトイレトレーニングで上手くいっていないのは「しつける時間がない」からだと思います。

いくらドッグトレーナーさんが正しいしつけ方を紹介していても、十分なしつける時間が無ければ、うまくいかなくて当然でしょう。

この場合は、しつけ教室に預けて教えてもらうなどプロに頼まないと難しいと思います。

犬がトイレを覚えるしくみを理解していない

なぜ犬はトイレシートの上がトイレをする場所だと認識できるのか疑問に思ったことはありませんか?

一般的にトイレシートの臭いやトイレシートを踏んだ時の脚の感触でわかると言われています。

しかし、それはトレーニングによって覚えた後の話であって、生まれてすぐの子犬は人間が教えてあげないと排泄する場所かどうかも理解することが出来ません。

教えてもいないのに本能的にトイレトレーの場所へ行くということはないんです。

ではどうやって教えるのか?というと、犬の脳について知る必要があります。

犬は良いことが起きるとまた同じ行動を繰り返す習性があります。

反対に嫌なことが起きると同じ行動は減っていきます。

犬にとって“良いこと”は何か?といえば「エサをもらえること」と「褒められること」です。

トイレトレーニングの方法に必ず犬が排泄をし終わったら褒めると言われている理由はこれです。

犬がトイレを覚えるしくみを理解すればいくら言葉で注意してもダメだということがわかります。

言葉が理解できると勘違いしている

まず最初に重要なことは、犬は言葉の意味を理解することができません。

「おすわり」という“音”は理解できても意味自体までは理解できないんですね。

ただ、行動を覚えることはできます。

音と人の動作を理解し行動出来ます。

例えば、飼い主が「おすわり」という声とともに人差し指を上にあげたとき、犬が座ったとします。

これは飼い主がおすわりという音と人差し指を上にあげた時に、犬は座る動作をすればエサがもらえて褒められることを学習しているからです。

しかし、しつけが上手くできない人は飼い主が「おすわり」と言ったときに犬が「あ、座れって言ってるからお尻を床につけるんだな」と理解して指示に従っていると考えています。

違います!

犬は言葉の音に反応しているだけで意味までは理解できないんです。

その証としてトイレに失敗した犬に対して怒り続けると犬は「失敗したこと」に対して怒られていると思うのではなく只々「排泄した事実」に対して怒られたと受け取ります。

その結果、排泄は室内でしてはいけないことだと認識し、隠そうと食糞したり、屋外でしか排泄しなくなってしまいます。

犬は音に反応する力がずば抜けている

余談ですが、犬は音に反応する能力がずば抜けています。

例えば、飼い主が帰宅する際、乗っている車の音が聞こえただけで騒ぎたしたり、「お散歩行こうか」と発しただけで喜んだりします。

これはプラス面ですが、トイレを失敗したときに「ダメ!」など騒いだりすると、怒らたと感じる犬もいれば反対にかまってもらえてると勘違いする犬もいます。

だから敢えて同じことをして飼い主の興味を引こうとすることがあります。

人間から見れば「失敗」と捉えても犬から見れば興味を引くためにやっている行動なわけです。

先程も説明した通り、犬はうれしいことが起きるとまた同じことを繰り返す習性があります。

そのため、トイレを失敗したときに犬に嬉しいと思わせない対応をしなければなりません。

「ダメよ!○○ちゃん!」等、うかつに騒いではいけないのはこのためです。

個体差がある

犬も人間と同じように性格や能力が異なります。

そのため同じように教えても同じタイミングで覚えていくことはありません。

例えば、うちの犬の例だと今までずっとトイレを失敗せずに出来ていたのにも関わらず、タイルカーペットから絨毯に変えただけで急に空間に対する感覚がおかしくなってしまったのか、トイレができなくなってしまいました。

繊細な性格だということがわかり、それがトイレのしつけにも影響することがあると知りました。

正しいトイレトレーニングを反復して行えば、トイレトレー、トイレシートの上で排泄できるようになります。

しかし、個体によってできるようになるまでの差があることは覚えておくと良いです。

私が生後3ヶ月の子犬のトイレのしつけで苦労したこと

一番大変だったのはウンチでメッシュトレーが1日のうちに何回も汚れ、丸洗いしなければならないことでした。

子犬は排泄の頻度が多いため、ちょっとでもお腹を壊したりすると余計にトイレの回数が多くなります。

そして軟便だとトイレトレーのメッシュ部分に詰まってしまい、掃除するのが一苦労です。

ただ幸いなことにすでにブリーダーさんがトイレトレーニングをしてくれていたおかげで、うちの犬はなんにもしなくても子犬が自発的にトイレトレーの上に行き、排泄しました。

最初は、ブリーダーさんの犬舎で使っていたトイレトレーではなく、うちで買ったまっさらな新しいトイレトレーでも同じように排泄するのか疑問でした。

しかし、トイレシートの臭いや足の感触で認識しているようなのでその通り、うちに初めて来た日からトイレトレーまで行って排泄できていました。

もちろん子犬ですから失敗することもありました。

急にベッドの上でしてみたり、トイレトレー外でしてしまうなど1日に何回もトイレトレーごと丸洗いしなければならないことが続き、きつかったときもあります。

ただ、やっぱり子犬ですから失敗して当然です。

人間の子育てだって簡単にうまくいかないのに、言葉が通じない犬がスムーズに覚えられるわけがありません。

子犬のしつけは一長一短では出来ません。

正しい方法で教えれば確実に習得してくれますし、飼い主さんが怒らず寛容な心を持って接すれば、愛犬も素直に応えてくれるはずです。

しつけの王道は正しい方法を根気よく繰り返すことです。

まとめ

  1. 正しい方法を忠実に実践できていない
  2. 飼い主のライフスタイルでは時間的に教えるのに無理がある
  3. 犬がトイレを覚えるしくみを理解していない
  4. 言葉が理解できると勘違いしている
  5. 個体差がある

犬は褒めて伸ばしましょう!叱っても良いことは1つもありません。

確かに怒鳴れば行動は止まるでしょう。

しかし、ワンちゃんにとっても良い気はしませんし、飼い主さんもストレスになると思います。

基本的に犬は飼い主さんに忠実です。

犬の行動が良くないのは全て飼い主さんの責任です。

この記事でご紹介したことは実際に私が犬を飼ってみて感じたことなので、まだ正しいトイレトレーニング方法を見つけられず悩んでいる方はこちらの動画を参考にすると良いですよ。

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