生後2ヶ月半くらいに我が家に来たボロニーズ姉妹。元々無駄吠えしない犬種を選んだのでその通り、ほとんど無駄吠えすることは少ないのですが、それでも吠えることがあります。
この記事では子犬の無駄吠えのしつけ方について、実際に私がやってみて効果があった方法を紹介します。
無駄に吠えているわけではないと言うけれど
獣医さんやプロのドッグトレーナーの方のお話や動画を見ていると、「無駄吠えというのは人間が無駄に感じているだけでワンちゃんは理由があって吠えています」という意見がありますよね。
例えば、
- ケージから出してほしい
- エサの時間が来た
- 威嚇している
等々、ワンちゃんが吠える理由はあります。
しかし、初めて犬を飼った人にとって言葉の通じない犬がなぜ吠えているのかわからないことも多く、実際問題困ることが多いと思います。
飼い主さんが犬に吠えられると困るシーンで吠える声=「無駄吠え」です。
正確に言うと、無駄に吠えていると感じているだけですが。
うちの犬はどんなときに無駄吠えしていたのかを先にあげます。
どんなときに無駄吠えしていたのか?
- 玄関の扉が開いたOR飼い主が帰宅したとき
- 体内時計でエサの時間が来たと気づいたとき
- 散歩に行けるとわかって興奮したとき
- クレート内にいるとき(出たいというサイン)
- 人の動きが気になったとき
- 子犬同士で遊ぶ最中に、一方がけしかけるとき
- 他人を見て喜びのあまり触って欲しいとき
うちの犬は人が好きなので他の犬や人に警戒したり、威嚇することがもともとありません。
私が昔飼っていたシェトランドシープドッグは怖がりのため常に他人に吠えていました。臆病な性格だと常に吠えていることが多いと思います。
あとは犬種的に牧羊犬なので音に敏感な特徴を持っていると反応しやすいのもありますね。
現在飼っているボロニーズが無駄吠えするときは、上記に挙げた通りです。
やはり飼い主の動きが気になったり、外に出たい!など何らかの要求の代わりとして吠えていることがわかります。
無駄吠えはクセになる
これは私の犬のケースなので他のワンちゃんに当てはまるかどうかはわかりませんが、無駄吠えするときはだいたい決まっています。
例えば、今まで一度も吠えるシーンではなかったのに、ある時から吠えるようになったら次からも吠えるようになる等です。
この点からわかったことは、犬は確実に良いことも悪いこともパターンとして学習していることです。
インターホンのチャイムが鳴る→吠える というように同じことが起こると、インプットされてしまうのだと思います。
無駄吠えで困ること
では、無駄吠えで困ること、私が困ったことは何か?というと、一番は「夜中に吠えること」です。
おそらくお隣さんが近い場合は、騒音にはかなり気を付けていると思います。子供の足音などは子供に注意すれば止めますが、犬はそうはいきません。
あとは、無駄吠えする長さにもよりますね。
“ワン”と1回程度で吠えるだけならいいですが、例えばお客さんが来てから帰るまでずっと吠えているような場合は、本当に困ると思います。
他には動物病院に行ったときですね。
うちの犬は「クンクン」と小さく不安そうな声を出しますが、よそのワンちゃんの中には「わんわん!」と大声で吠えている子もいます。
やはり動物病院に限らず不特定多数の人がいる場所で吠えることは出来るだけ避けたいです。
無駄吠えしないしつけ探し
検索すると無駄吠えさせないしつけ方には主に以下の2つがあります。
- しつけ教室に通う
- 無駄吠え防止グッズを使う
要するにプロに任せるか自分でしつけるかの2通りなのですが、子犬の場合は自分でしつけることも可能だと思います。
もちろん、犬種的に初心者には難しいケースもあると思います。
頑固な性格のテリア系や吠えることが仕事の狩猟犬、作業犬はどうしても生まれ持った気質の問題があるので、プロに任せた方が早いこともあります。
私が飼っているボロニーズは元来、愛玩犬(中世ヨーロッパ貴族の抱き犬)なので自分でしつけられるだろうと思って色々無駄吠えしないしつけ方を探しました。
無駄吠え防止グッズ!ペットコレクターを使う方法
そこで、見つけたのが「ペットコレクター」というグッズを使う方法です。
おそらくほとんどの人は初めて聞くグッズだと思います。私も動画を見て初めて知りました。
ペットコレクターとは空気の入ったスプレー缶で、ボタンを押すと勢いよく「シュッ」という空気の音が出ます。
ペットコレクターの正しい使い方は、無駄吠えしそうになる前に「シュッ」と空気を噴射させます。
犬は空気が発射された音に驚き、一瞬動きが止まります。
動きを止めるきっかけを作ることで、吠えるのをやめさせるしくみです。
動きを止めたら即、おやつを与えて褒めます。
めちゃくちゃ褒めまくって下さい!
褒めることがとても大事です!!
これを繰り返すことで無駄吠えがなくなっていきます。
ちなみに飼い主が自分の手を叩いて音を出せばいいのですが、手が痛いです。
私はこちらの動画が参考にして手の代わりにペットコレクターを使いました。
ペットコレクターの間違った使い方
第一に絶対に犬の顔に向けて噴射してはいけません。
実はこのペットコレクターですが、使い方を間違うとあまり意味をなしません。
正しい使い方は無駄吠えしそうになる「前」に噴射することです。
無駄吠えしてから噴射しては遅いです。
やってみるとわかるのですが、これが結構むずかしいです。
最初のうちは吠えちゃってから噴射してしまうと思います。
ですが、吠える前に犬の口元を観察していると、吠えそうなタイミングがわかってきます。
私の場合は、無駄吠えするパターンを覚えておき、似たような状態がやってきたときにペットコレクターを使います。
そのため常にペットコレクターはポケットなどに入れておき、すぐに使えるようにしておきます。
無駄吠えはいけないのか?
ペットコレクターを使って無駄吠え防止のしつけをし、ほとんど無駄吠えをしなくなりました。
以前はお腹の底から大きな声で「ワンワン!」と人に向かって吠えることがありましたが、一切無くなりました。
しかし、全く吠えなくなるのは可哀想な気もします。
犬は吠えるのが仕事と言いますが、大きく迷惑をかけないのであれば多少は吠えても良いと思っています。
最後に
この記事では子犬の無駄吠えのしつけ方法について紹介しました。
ペットコレクターという無駄吠え防止グッズを使うことで、ほぼ無駄吠えしないようになりました。
無駄吠えのしつけに関しては吠える頻度や対象によってしつけなければいけないレベルが異なると思います。
うちの場合は元々が無駄吠えしない犬種なので、ペットコレクターで対処出来ましたが、
犬種によっても難易度の差があるため、どうしても自分でしつけるのが難しいと感じた場合はしつけ教室に通われることをおすすめします。