子犬を飼い始めたばかりの今、椅子やテーブルの脚やソファーの表面、サークルなど、ガリガリガリガリ大切な家具をかじるいたずらに困っているのではないでしょうか。
この記事ではジョイペット犬のかじり&いたずら防止スプレーを使ってみた効果と感想について記しています。
効果がある犬といない犬がいる
結論から申し上げますと、効果がある犬とない犬に分かれます。
なぜ断言できるのか?というと、うちの犬2匹で効果が分かれたからです。
ボロニーズの姉妹がおりますが、2匹ともサークルの角をガリガリかじってしまい、本来きれいな木目調だったのですがご覧の通りの状態です。
そこで、かじり&いたずら防止スプレーを吹きかけたところ姉の方には効果があったのですが、妹には全く効果がなく、むしろ吹きかけた場所をペロペロ舐めていました(笑)
効果があった犬はどんな反応をする?
じゃあ実際、防止スプレーの効果のあった犬がどのような反応をするのか?というと、
吹きかけた場所に鼻を近づけたとき、嫌な臭いがするのかその場から立ち去り、ベッドに鼻をこすり付けて鼻を拭こうとしていました。
ジョイペットかじり&いたずら防止スプレーの使用方法
基本的な使い方はかじらせたくない場所に10㎝程度離した場所からスプレーを均一に数回吹きかけます。
ジャバジャバ滴るほど吹きかける必要はありません。
うちの犬もそうだったのですが、吹きかける量よりも頻度の方が重要だと感じました。
2つの苦味成分!犬がかじらなくなるしくみ
ジョイペット犬のかじり&いたずら防止スプレーの効果のしくみについて紹介したいと思います。
使われている成分は以下です。
- 苦味剤
- 苦味香料
- 食品用アルコール
苦味剤や苦味香料の具体的な成分まではスプレーにも販売元アース・ペット株式会社の公式サイトにも記載されていないので不明なのですが、犬が舐めても安心な成分とは書かれています。
犬はある行動を取ったことで嫌なことが起きると次回からその行動は段々取らなくなっていきます。
つまり、
スプレーを吹きかける
↓
苦いと感じる
↓
避けるようになる
↓
またかじろうとする
↓
やっぱり苦いと感じる
↓
かじらなくなる
このように反復学習していきます。
犬が苦味に慣れてしまうことはある?
ただ、うちの犬のように最初から効果がないケースやだんたんとスプレーの苦味に慣れてしまうことはあるのか?についてですが、やはり効果があった犬に関していうと多少は苦味に慣れてきます。
ただし、好きか嫌いかといえば嫌いな臭いなのでいったん、諦めてどこかへ行ってしまいます。
なので、こまめにかじらせたくない場所にスプレーを頻繁に吹きかけていればおのずとかじる行為も減っていくのではないでしょうか。
犬への安全性は問題ない?大丈夫?
このようなタマネギなどを食べさせてはいけないのと同様、苦味成分のあるスプレーをワンちゃんに対して使うことに不安を覚える人も多いのではないでしょうか。
実際にスプレーを使ってみて犬が鼻をベッドにこすっているのを見て本当に大丈夫なのか心配になりました。
一応、製造・販売元のアース・ペット株式会社の公式サイトには「犬がなめても安心な成分で作った」とあるので愛犬の健康には問題ないのかなと思います。
私も使ってみて、なにか犬に被害が残ったわけではないので安全性には問題がないのだろうと思います。
人間の手足や犬の毛などに吹きかけても大丈夫?
以下注意事項です。
- 手にスプレーした場合はトレーニング終わったら手を洗う
- 肌に合わない場合は使用を中止する
- 顔、粘膜、傷にスプレーしない
製造・販売元のアース・ペット株式会社の公式サイトには用途として、家具など以外にも人の手足や犬の被毛などにスプレーを吹きかけても良いとあります。
例えば人の手足に対する甘噛みや犬自身がストレスによって自分の手足、被毛、尻尾を嚙んでしまう、あるいはケガなどをして包帯等を取ってしまうときにも使用できる旨が記載されています。
注意!家具などにシミ跡が残るケースがある
今度は吹きかけられる側の家具などにシミ跡が残らないか不安だと思います。
使ってはいけない素材についてみてきましょう。
使ってはいけない素材
革張りのソファや白木素材の机、漆塗りの戸棚などに対しては使用してはいけません。
また、素材によってはシミ跡が残るのでシミが残っても良い目立たない場所で試してみるか、あるいは気になるなら使用しない方が良いです。
防止スプレーを使わない方法を取りましょう。
注意!犬のしつけに逆効果になる使い方
かじり&いたずら防止スプレーですが、使い方を間違えると犬のしつけに逆効果になるケースもあります。
それは飼い主さんの手に臭いが付くことで、おやつやフードを手から食べなくなることがあります。
これは洗えば落ちるのですが、何回も繰り返していると犬が飼い主さんの手を苦みのある嫌なものとして認知するようになるからです。
ドッグフードの場合は食器に入れれば済むのですが、問題は歯磨きであったり、薬を飲ませる、あるいはトレーニングで褒める際に与えるおやつなど、手渡しが必要になるシーンです。
歯磨きや薬を飲ませるときはどうしても飼い主さんの手元が犬の口に近づきます。
おすわりやマテなどのトレーニングでは「出来たらおやつを与える+褒める」がセットなので、手渡しできないのはかなり不便です。
ですので、個人的にはかじり&いたずら防止スプレーは家具など物に対して使うのは良いと思いますが、人の手足などに使用するのは止めた方が良いと思います。
では人に対する甘噛みなどの対策はどうすればいいのか?については、甘噛み対策の記事が参考になりますのでご覧ください。
>>室内小型犬の甘噛み対策!実際にやって嚙まなくなったしつけ方
使ってみた感想まとめ
ジョイペットかじり&いたずら防止スプレーを実際に使ってみた感想は、「それでも犬はかじる」です。
もちろんうちの犬も姉の方は効果があり、吹きかけた直後は逃げるのですが、それでもかじりたい欲求の方が強いので、別の場所をかじりだします。
妹の方は完全に最初から効果がないので、使ってみて分かったことはこのジョイペットかじり&いたずら防止スプレー1つに頼るのではなく、複数のかじり対策法を組み合わせることが大切だと思いました。
例えば甘噛み対策の記事でも紹介した通り、ロープに差し替えたり、あるいはかじり対策専用の木製で出来た棒状のオモチャも与える方法もあります。
色々試してみてどの方法が一番あなたの犬に合うのか確かめてみると良いですよ。
今のところ防止スプレー+おもちゃの組み合わせが一番合理的な対策方法ですね。
うちの姉犬と同じようにあなたのワンちゃんにも効果があるかもしれません。