- 涙やけによって目頭から白い毛が赤茶色く染まっている!
- せっかくきれいな顔が台無し!!
- 何が原因でどうしたら治るの?
ワンちゃん自身も可愛そうだし、
「ちゃんとお手入れしてないのでは?」と他人から思われることを気にし
お散歩に行くのが嫌になっている。。
ブリーダーさんや獣医さんに相談してもイマイチ、、、
涙やけに効くと言われるドッグフードを与えてみたけど、一向に治らない!
等々、白い犬を飼っている方で涙やけに悩み続けている方は多いと思います。
そこで、この記事では涙やけを改善させた過程を紹介したいと思います。
涙やけのしくみ
まず、涙やけが起こる理由は眼から涙が溢れてしまうから。
本来、涙は眼で生産されたあと→鼻→喉へ流れて処理されます。
しかし、その過程で管が詰まっていると溢れてしまうしくみです。
涙やけの原因
涙やけの原因は大きく2つに分けることができます。
- 眼・涙の問題
- ドッグフード
眼・涙の問題によるもの
涙やけは「流涙症(りゅうるいしょう)」という名前がつく病気の1つです。
原因は生まれつきの眼の作りによるものや、他の病気によって起こるなど複数あります。
- 涙を処理する管が狭く詰まる
- 涙の量が多い
- 眼の周りの筋肉が未発達
以下は生後4か月頃の我が家のボロニーズです。
目元が赤く、涙やけになっています。
この当時、ブリーダーさんからは「まだ眼の周りの筋肉が未発達」なので、そのうち改善されると言われていました。
また、我が家がかかっている病院の先生に相談した際「生まれつき涙管が狭い可能性」を指摘されました。
おそらく多くの白い犬の飼い主さんは経験していると思いますが、病院に涙やけを相談しても見た目の問題だけであれば、積極的に治療する必要がないため、外科手術を勧められることは少ないと思います。
我が家もブリーダーさんからは他の眼の病気によるものではなく、見た目だけの問題による外科手術は避けて下さいと言われました。
これに関しては、ご自身の飼い犬の涙やけが治療の必要なものなのかどうか、一度しっかり動物病院で診て頂くと良いです。
もし、積極的な涙やけ治療が必要であれば受けるべきですが、そうではない場合=獣医さんから特に病院での治療が必要ないと言われた場合はエサ・ドッグフードによる原因の可能性があります。
ドッグフードによるもの
- 高たんぱく質+鉄分の多い肉
- 食物アレルギー
高たんぱく質+鉄分の多い肉
まず、なぜ高タンパク質+鉄分の多い肉が涙やけの原因になるのか?というと、
涙に溶け出したタンパク質が鼻涙管(びるいかん)の通りを悪くするからです。
だから本来、適切に処理されるべき涙が途中で溢れてしまい、涙やけになるんですね。
さらに、涙やけが茶色くなるのも理由があります。
なぜ茶色くなる?涙やけの成分
涙やけの成分は涙に含まれる「鉄分」だと考えられています。
鉄分は体内にあるときの状態=鉄イオンの状態では赤色をしています。
つまり、鉄分が毛を赤黒く、茶色く染めてしまうわけです。
■鉄分を多く含む肉
- 馬肉
- 鹿肉
- 牛肉
■鉄分が少ない肉
- 鶏肉
- 豚肉
- 魚肉
ペットフードの鉄分についてはこちらの記事が参考になります。
高タンパク質+鉄分の多い肉のフードを避ける
高たんぱく質+鉄分の多い肉が涙やけの原因になっている場合、
“お肉”自体が高たんぱく質な食材なのでこれを避けることが出来ませんが、
鉄分があまり含まれていない鶏肉や豚肉、魚肉をメインにしたドッグフードを選べば
涙やけにならないという理屈になります。
ただ、そんな単純なケースばかりとは限りません。
もし、鉄分を多く含む肉(馬肉・鹿肉・牛肉)が涙やけの直接的な原因だとしたら、食べているワンちゃんは全員涙やけになっていますよね。
でも実際そんなことはないです。
次に考えられるのは食物アレルギーです。
食物アレルギー
今お話した「高たんぱく質+鉄分の多い肉」とは関係なく、ドッグフードに含まれている原材料にアレルギー反応を起こし、涙やけになっているケースがあります。
代表例として小麦など穀物にアレルギー反応してしまうなど。
「グレインフリー」と呼ばれる穀物不使用のドッグフードが人気ですよね。
ただ、“グレインフリー=悪い”ではなく、あくまで穀物アレルギーのある子にとって良くないだけです。
ですので、グレインフリーのドッグフードを与えれば涙やけが治ると考えるのは間違いで、
正しくはまず自分の犬が何のアレルギーなのか?を確かめること。
そして、もし何かしらアレルギーがあるとわかったら、反応してしまう原材料を使用していないドッグフードを試します。
ちなみに我が家のボロニーズは穀物にアレルギー反応がありましたが、あるドッグフードの選び方のおかげで涙やけが改善しました。
詳細は>>涙やけが治った!白い犬のドッグフードの選び方をご覧ください。